太陽電池に賭ける日本の電機業界、惨敗のデジタル家電から急シフト(1)

大きな狙いの一つが、太陽電池事業の獲得である。パナソニック太陽電池の事業化を目指して長く研究を続けたが、大幅な業績悪化に見舞われた2001年に研究開発を中止。家庭用エネルギー分野では燃料電池経営資源を集中し、その実用化を急いだ経緯がある。しかし、燃料電池は何とか実用化に漕ぎつけたものの、化石燃料のガスを必要とするうえ、発電量やコスト面などで多くの課題を抱える。そうした中で、“捨てた”はずの太陽電池再生可能エネルギーの大本命として日増しにクローズアップされ、パナソニックは強い焦りを感じていた。
東洋経済

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