箭内道彦に学ぶ 負けない“合気道”企画術

一人で背負い込んでもつぶれるし、大勢でダラダラと鳩首会談しても時間の無駄。スポンジのような吸収性と柔軟性を持ち合わせたリーダーが必要。

合議制で折り合いをつけて作る広告に、人を引きつける“強さ”は宿るのだろうか。世の中に届くメッセージや、クライアントが驚きながら喜んでくれる強さを持った広告を作るには、すべてを一人で考えた方が良いのではないか…。試行錯誤を繰り返す中、箭内さんがたどり着いたのは、柔よく剛を制すという合気道の精神を取り入れた独自の発想法「クリエイティブ合気道」だった。一人の力に頼るのではなく、相手の力を自分の力に変えてモノを作るという発想だ。